Vol.4◆もしかして、おじいちゃんっ子?

家に戻ってからは、何かと慌てるように忙しい時と、何にもしなくてもいいほど、

退屈に過ごす時と2パターンの生活になった。

何故ならば、夫の仕事は夜(夜勤)の3交代勤務になっていて、

私の忙しくなる時間帯が1週間ごとに変わってくるのである。特に夜勤の週はきつい。

夕方6時ごろ夫を起こし、そのまま子供をお風呂に入れてもらう。

その間にも夕飯の準備を始める。
入れ終わると、着替えだの、何だのと子供の体が落ち着くまで、抱っこ。

その後、再び夕飯の支度。この時、お弁当も持っていくので、その準備もする。
いつもの卵焼きをつくり(大人のくせに甘い卵焼きが好きらしい・・・。)

他におかずを1~2品つくる。そして、主食のおにぎり。
(昔は三角ににぎれなかったが、今は上達してちゃんとにぎってるけどね☆)
何だかんだやってると、夫が家を出る時間になってしまう。

自分の飯も後回しにして、人が仕事に行く前の準備をするのって、よくよく考えてみると、腹が立つ。
だけど、苛々すればするほど、料理を手抜きしてしまうくせのある私としては、

油断は出来ない。

「余計なことを考える暇があるならば、料理に集中せよ。」と肝に銘じてやっているのだ。

そんな忙しくなる1週間前、実家の父親から電話があり、実家に残してきた物などを届けてくれるらしい。
「どぉ、風邪治ったのー?」と聞き出すと、

「んー、なんとか・・・」

「そぉ、よかったじゃん。」

「んー・・・●●に会いたい・・・」
(あら、いやに素直じゃないのよ、気持ち悪い・・・。

まあ、独り暮しの年寄りじゃ仕方ないか・・・)と思いつつも30分後に家に来るらしい。

しばらくすると、親父が来た。

「いらっしゃーい」

2階の部屋はさすがに人を連れ込むことが出来ないほど、部屋が汚いので、リビングに通した。

きっと、孫に会えなくて、淋しかっただろうなぁと思ったので、

寝ている息子を無理に起こして連れてきた。

「じいじ、いらっしゃーい♪」と言って抱っこさせてあげると、

<1999/ 1/ 2/SAT 撮影◆よー、寝とんなぁ・・・>

「あらー、また随分と重たくなったんじゃない?」

「うん、頭がまたでかくなったんだよー」親父は上機嫌。

息子はきょとんとしている。
しかし、実家にいた時から思っていたことだが、

オムツが濡れるとすぐイヤイヤして泣き出すのを私や夫が抱っこしてあやしても泣き止まないのに、

親父が抱っこしてあやすと泣き止み、1時間以上も寝ているのが不思議でならなかった。

当の親父に聞いてみても

「なんでだろーね」だって。
「きぃぃぃっっっ★ ちくしょぉぉぉぉぉっっっ!!!」と少しやきもちをやく私。
確かに手が大きいから安心しているのかもしれないが、両親差し置いて、

おじいちゃんの方が、いいのかっっ!!!やっぱり、悔しい。
まあ、私はともかく夫としては父親役をとられたことになってしまい、立場無し男
将来、「おじいちゃんとお父さん、どっちが好き?」と聞いたら、

「おじいちゃん」って言っちゃいそうだよなぁ・・・。
夫よ、親父に勝つにはまだまだ修行が足りないみたいだ・・・。

1999年2月21日 00:00
息子編